2016年03月15日

3/15 楽天 今年春の旅行人気上昇エリアランキング トップ10発表


楽天トラベル 2016年 春の旅行動向を発表
新幹線 動物 映画やアニメゆかりの地がランクイン

 旅行予約サービス 楽天トラベルhttp://travel.rakuten.co.jp/は、2016年3月1日(火)〜2016年4月28日(木)の国内予約人泊数をもとに「2016年春旅行人気上昇エリアランキングトップ10」を発表した。

福井県、富山県、石川県の北陸3県がトップ10入りを果たすなど、引き続き北陸新幹線の開業効果がみられる。

また2年連続の2位となった和歌山県では、インバウンド観光客が前年同期比で78%増加したほか、ふるさと割によって特に南紀の人泊数が急増している。

3位の鳥取県は漫画家ゆかりの米子地区の宿泊予約が急増しており、いずれの地域においても、交通インフラの整備や観桜時期に合わせた行政および宿泊施設による積極的な観光施策が功を奏している。

【2016年 春旅行人気上昇エリアランキング トップ10】
国内旅行行き先別宿泊予約前年同期比ランキング
http://travel.rakuten.co.jp/ranking/special/tabisaki/

 順位  都道府県名  前年同期比
 1位  福井県     +68.7%
 2位  和歌山県    +57.8%
 3位  鳥取県     +55.1%
 4位  秋田県     +44.8%
 5位  茨城県     +43.8%
 6位  徳島県     +43.4%
 7位  富山県     +41.9%
 8位  石川県     +40.2%
 9位  長崎県     +40.1%
 10位 高知県     +39.7%

※調査概要
 調査日:2016年2月25日(木)
 調査対象:国内宿泊(通常:デイユース)、ANA楽パック、JAL楽パック、インバウンドにおける2名以上利用時の予約人泊数
 対象期間:2016年3月1日(火)〜2016年4月28日(木)

【1位 福井県】
 北陸新幹線の開業によって福井県の認知度が高まり、観光客が急増。
 「蘇(よみがえ)る中世越前の威風」として日本遺産の認定を目指す一乗谷朝倉氏遺跡がある福井市では、前年同期比98%増に達した。同遺跡は、往年の武家の面影をしのばせる遺跡としてますます注目を集めるほか、4月上旬からライトアップ・イベントが予定されるなど観桜スポットとしても知られている。また、あわら温泉を含む、あわら・三国地区では、特に複数名の女性による宿泊が前年同期比2倍以上の増加。昨年10月に開館した国登録有形文化財「敦賀赤レンガ倉庫」や、映画公開で話題となった杉原千畝にちなんだ資料館がある敦賀地区は、前年同期比143%増を記録し、上位10県の中で最も人泊数が増加した地域となった。

【2位 和歌山県】
 和歌山県は、対象期間が3月までの、ふるさと割を利用する旅行者やインバウンド観光客が増え、昨年に続いて全国2位の人泊数の増加率を記録した。奇跡の実話と呼ばれる、オスマン帝国軍艦「エルトゥールル号」遭難事件を題材にした映画の舞台となった串本地区は前年同期比113%増と福井県の敦賀に匹敵する伸び率を示した。同地区は、那智の滝、橋杭岩の奇石群、潮岬灯台、古座川の一枚岩など見ごたえのある自然景観の地域として知られている。また、同51%増となった南紀白浜・龍神地区では、昨年12月に1歳を迎えた双子のジャイアントパンダを含む7頭のパンダが人気を博するアドベンチャーワールドだけでなく、日本三古湯の白浜温泉、日本三美人湯の龍神温泉など泉質の良い温泉に改めて注目が集まっている。

【3位 鳥取県】
 鳥取県では、松江自動車道の全線開通や鳥取自動車道の無料化により、関西をはじめ中国地方からの流入が増加。中でも米子地区の人泊数が大きく伸び、前年同期比68%の増加となった。米子地区には著名作家ゆかりの「皆生(かいけ)温泉」や、開山1300年を2年後に控える中国地方最高峰「大山」も含まれている。
 冬季シーズンは「蟹取県」として話題を呼んだ鳥取県だが、春以降も人気は途切れることなく続いている。

【その他】
 4位の秋田県は、来年本番を迎える国際花火大会のプレ大会の開催などが主な増加の要因となっている。5位の茨城県では、ネモフィラやスイセン、チューリップなどの開花で有名なひたち海浜公園のほか、昨年末公開のアニメの劇場版の舞台となった、大洗・ひたちなかでは著しい増加を示した。四国からは6位の徳島県と10位の高知県がランクイン。陶板でオリジナル名画を再現した徳島の国際大塚美術館や、閏年にあたる今年は、ご利益が数倍になるといわれる、四国遍路を88番札所から巡る「逆うち」が注目を集めた。また、北海道については、増加率はトップ10には及ばないものの、合計人泊数の上位5都道府県の中では唯一増加率が30%を超え、新幹線開業効果があらわれた結果となっている。










ーーーーーーーーーーーーーーーー(日経プレスリリース)
posted by JN01 at 03:54| 観光情報