2018年08月26日

暦は秋 リンゴの町 出会いと観光の信州(再掲載)


koyomi0251.jpg8月7日の暦に立秋の文字がありました。

 立秋とは、春分の位置を0°とした場合の地球から太陽の見える位置の角度(黄経という)が 135°になる日で、夏至(黄経90度)と秋分(黄経180度)の丁度中間の日なのだそうです。

「立秋」の文字を見て、「秋」なのにこの暑さはどういうことかと思いがちですが、立秋は単に夏(夏至)と秋(秋分)の真ん中ということ。暑いのも仕方のないことかも知れません。
とはいえ、それでも秋が近づきつつあるのは確かです。JN協会のサイト(ホームページ)の中に埋もれていた秋の記事がありましたので再掲載してみました。
気持ちだけでも一足早い秋をお楽しみください。

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リンゴの風景( 信州の旅 )
まちに人が訪れる そこから観光が始まる 
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 一般道をバイクに乗って、ただひたすら走る一人の旅が楽しい。幾度も幾度も信号機につかまりながら、ゆるゆる一人で走るのが楽しい。
 自動車の旅も鉄道の旅も、そして仲間たちとの旅もそれはそれで楽しいものではあるが、バイクの一人旅にはそれとは違う深い楽しさがある。
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高速道路はフェンス( 壁 )の向こう側に町がある。一般の道路なら、すぐそばに町がある。バイクを停めて足を下ろせば、そこは旅先の町。その町の薫りがするし、ヘルメットを脱げばその町の言葉が聞こえる。自分の足で立っている、そこだけの風が吹き、そこの町並みに浸ることができる。

旅先で出会う 《 偶然 》 がまた楽しい。

お世辞にも美味しいと言えないラーメンに遭遇したり、その土地で出会った見知らぬ人と話をするのも楽しい。

旅人の私も、その町で出会う人たちも、約束があって出会うわけではない。

ただ、 偶然 に出会うのだ。

偶然出会っただけなのに、お茶を出してくれる人がいれば、漬物を食べさせてくれる人もいる。さらには「ちょっと待って!」と、おにぎりを幾つも握って 「あとで食べなさい」と持たせてくれる人もいる。終いには「泊まっていきなさい」と家に招いてくれる人たちもいる。

偶然 と出会いがあるから、旅は楽しいと私は思う。

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ある年の秋も深まった日のこと、信州に出かけた。
若いころの話だ。私の旅ではいつものことだが、宿は予約していない。

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若い頃、目的のない旅が好きだった。何が待っているかわからない
旅はエキサイティングだ。だからというのも少々強引だが、いつも
予約をすることもなく飛び込みで宿に泊まった。

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  宿を予約すると、宿が目的になってしてしまう。
  「 目的のない旅だ 」 と言いながら、必ずそこには予約し
  た宿に向かうための行動や道を辿る自分がいる。

  「これを食べると宿の食事が食べられなくなる」とか、
   この道順で行けば無駄なく宿まで辿り着ける・・・とか。
   気付かぬうちに、自由なはずの旅の行動は制約されてし
   まっている。

   もちろん、素敵な宿に泊まることが旅の目的のひとつな
   らばそれはそれで良い。だが、この頃の私の旅にその
   目的は含まれていなかった。「宿泊先の予約」自体が
   旅の自由に足かせをはめるものだったからだ。

   結局、自由な旅というものを突き詰めた先にあったのは、
   旅館やホテルといった宿泊施設を排除した旅だった。
   そう、野宿をしながら日本を一周するという、若者だった
   からこそできた楽しい旅である。
   野宿と言うものはとても楽しいものなのだが、その話は
   またの機会にしたい。
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そんな調子で宿も決めずに訪れた信州のとある町。とっぷりと日も暮れた頃、いつものように通りすがりの小さな旅館に駆け込んだ。
「素泊まりをお願いできますか?」
宿の女将は嫌な顔ひとつせずに快く泊めてくれた。泊める側からすれば至極迷惑な話だろう。

そして翌朝。日の出を待って朝食も摂らず宿を発とうとする私に女将が声をかけてくれた。
「途中で食べてくださいな・・・」
その手には真っ赤なりんごがひとつ。



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お礼もそこそこに宿を出た。お礼を上手く伝えたいという思いは山よりも大きい。しかし、対人恐怖症と思われる私は人と向い合うと信じられないほど緊張してしまう。私のお礼下手の原因はそこにある。

緊張と、申し訳なさと感謝を胸に、今日はこの町を1日かけて歩きまわる。できるなら早い時間に沢山まわりたい。陽光の射角が低い時間は表情の豊かな写真が撮れる。

見事な城と素敵な城下町。歴史が幾重にも積み重なっているこの町は、見る・聞く・話す。そして食べる。そのすべてが楽しい。

陽が高くなった頃だった。町外れのガソリンスタンドに立ち寄った。なんと、ここでスタンドのご主人から差し入れをもらってしまった。

「途中で食べるといいよ」と・・・・真っ赤なりんごがひとつ。

朝、女将からもらったりんごはポケットの中。
真っ赤なりんごがふたつになった。



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町かどにバイクを停めてしばらく歩いていると、いつものことだが地元のお婆ちゃんと親しくなった。あれこれと世間話のようなものを30分くらいはしていただろうか。

別れ際にお婆ちゃんが、持っていた手提げの中からひとつ取りだして私の手に載せてくれた。

真っ赤なりんご。

お婆ちゃんはどこか懐かしい笑顔で「また会いましょう」と言ってくれた。

秋の信州。両手で包んだ真っ赤なりんごが冷たかった。



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この町では、秋に人を見送る時にりんごを手渡すことが習慣なのだろうか。
「そんなことはないだろう」と思っても、もしそうだとしたなら、なんて素敵な町なんだ。

楽しい旅。偶然の出会い。
旅は常に温かい思いを私たちの心に届けてくれる。その思いを求めて旅に出る人も少なくはないだろう。

旅人が幸せになる観光資源とは何だろう。

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・・・・・・・・・・・スタッフ I









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posted by JN01 at 11:48| 観光情報

2018年08月15日

福井県越前町「越前さかなまつり」開催


9月22日(土)・23日(日)
福井県越前町・越前漁港で「越前さかなまつり」開催
【情報:一般社団法人越前町観光連盟】  

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9月22日(土)・23日(日)に、福井県越前町の越前漁港にて「越前さかなまつり」を開催します。
9月は底引き網漁が解禁となり、最も多くの種類の魚が獲れる季節にあわせ開催される福井県最大級のさかなのイベントです。
漁師になろう体験と銘打つ「魚のつかみ取り体験」や「漁船乗船体験」などの体験企画や、獲れたてピチピチの海産物の即売市や海鮮グルメなどおさかな尽くしの2日間です。

≪開催日時≫
2018年9月22日(土)・23日(日) 午前9時〜午後3時
※雨天決行
※状況によっては内容の一部変更がある場合があります。

≪開催場所≫
福井県越前町 厨(くりや)漁港広場(福井県丹生郡越前町厨)

≪イベント内容≫

★てんぐりもん市場
越前で水揚げされた新鮮な魚介類や、収穫された農産物などを販売
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★越前グルメ屋台
焼きそばやイカ焼き、カニ丼などの海鮮グルメで舌鼓み

★漁船乗船体験(開催時間中随時運行)
ホンモノの漁船に乗って沖合まで航行し、越前漁港や越前海岸を海から眺めます。

地元のかたりべによる船上ガイド付き。(乗船時間30分程度)

運航時間/10:00〜15:00(最終便14:30)※14時ごろを目安に受付終了
回数/遊漁船5隻による随時運行
参加費/1人500円(小学生以上)
参加方法/漁船乗船乗り場にて受付
※小学生以下は必ず保護者が同伴すること
※中学生は保護者同伴でなくても可

★魚のつかみ取り体験(抽選)
特設プールにハマチをはなし、子どもとたちがつかみ取りにチャレンジします。
見事捕まえた魚はお持ち帰りできます。

回数/1日3回(1回4クール) 1回40名×3回(合計120名)
時間/1回目:10:30〜、2回目:12:00〜、3回目:13:30〜
参加費/1人500円(小学生以下)
参加方法/本部にて抽選券を発行。各回開始10分前にステージで抽選。

★\親子で参加/ 越前がれいのさばき方教室
越前がれいを綺麗に簡単にさばく方法を伝授します!
越前がれいを生け簀から手づかみし、締めて捌いて食べるところまでを体験してもらいます。

★底曳き網漁PRコーナー
・越前がれいなど底曳き網漁について知るパネル展示

★ふれあい水族館
越前で獲れる魚や貝類を水槽に展示。生きた魚を間近で観察しよう!

★豊漁ステージ
キッズステージ(両日とも)
さかな通クイズ大会(両日とも)
漁師体験ロープワーク教室(22日(土)のみ)
鮮魚競り体験(23日(日)のみ)

≪お問い合わせ先≫
越前さかなまつり実行委員会(越前町観光連盟内)
TEL:0778-37-1234 FAX:0778-37-1805

≪情報発信元≫
一般社団法人越前町観光連盟
〒916-0422 福井県丹生郡越前町厨71-335-1



posted by JN01 at 17:34| 観光情報

2018年07月05日

日本海絶景!丹鉄沿線の旅 観光列車「丹後くろまつ号」秋冬商品発売

日本海をのぞみながら“ほろ酔い”でめぐる列車の旅 丹後くろまつ号秋冬商品 本日7月5日(木)より発売開始
〜日本海縦断観光ルートプロジェクト商品も7月下旬より
  申込受付開始〜                【情報:WILLER株式会社】………………………………………………………………………………

 京都丹後鉄道(以下、丹鉄)を運行するWILLER TRAINS株式会社は、日本海の絶景や丹鉄沿線の旅をより楽しんでいただくため、観光列車「丹後くろまつ号」の秋冬商品を発売します。2018年10月5日(金)の運行開始に先駆け、本日7月5日(木)10時より、丹鉄HP(http://trains.willer.co.jp/)にて申込受付を開始します。是非この機会に丹鉄でしか体験できない観光列車の旅をお楽しみください。

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■地酒が楽しめるコースが復活!丹鉄初の地ワイン・地酒の飲み放題コースも!
 お客様のご要望にお応えし、地酒を楽しめるコースとして過去2年にわたり実施していた「地酒コース」が「ほろ酔いコース」として復活。その他、丹鉄初の試みとして、「ランチコース」では地ワイン、「ほろ酔いコース」では地酒の飲み放題を実施します。また、お客様により手軽に楽しんでいただくため、現在の「ブランチコース」を「スイーツコース」へと変更します。のどかな田園風景や、日本海沿岸の海の絶景を楽しみながら、地元の旬な食材を使ったお食事やお酒を満喫していただけます。

<丹後の地酒を楽しめるコースが復活!>

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 2014年度から2015年度に実施され好評だった「地酒コース」が「ほろ酔いコース」となって復活します。丹後の地酒を楽しめる「ほろ酔いコース」では、丹後の酒蔵から、その時期の一番おいしい地酒を厳選してご提供いたします。3種類の地酒を、丹後名物おつまみ2種盛り (オイルサーディン・スモーク生ハム)と一緒にお楽しみいただけます。2種盛りの他にも地元特産のおつまみを数種類ご用意しております。へしこや干しこのわたなど、丹後地方ならではの珍味をご堪能ください。(2種盛り以外のおつまみは有料メニューとなります。)また、丹後由良駅では途中下車し、ハクレイ酒造の酒蔵の見学や地酒の試飲をお楽しみいただけます。

<丹鉄初!地ワイン・地酒の飲み放題を実施!>
 今回のお酒が提供される「ランチコース」「ほろ酔いコース」では、丹鉄初の飲み放題のコースです。
ランチコースではイタリアンのフルコースとともに、お食事に合わてセレクトした地ワインが楽しめます。ほろ酔いコースでは丹後特産物のおつまみ2種盛りとともに地酒3種類を飲み比べてしていただけます。
 沿線の絶景スポットである「由良川橋梁」や「奈具海岸」の海と共においしいお酒とお食事をお楽しみください。

<丹後くろまつ号をもっと手軽に!ブランチコースがスイーツコースへ!>

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 今回の秋冬商品では現在運行している「ブランチコース」を「スイーツコース」へと変更します。発駅は福知山駅となり、自然豊かな沿線の景色を満喫していただけるコースです。到着は日本三景の天橋立駅にお昼前に到着するため、観光にも便利なコースとなっています。
 スイーツの街、福知山市にある”パティスリーカフェカタシマ”が季節の食材をふんだんに使用し、見た目も味も季節を感じていただけるスイーツを考案しました。
 途中、大江駅での30分間停車時間では、駅の目の前にある”大江山鬼瓦公園”の散策や、地元住民 による駅マルシェをお楽しみいただけます。駅マルシェでは、丹後地方の特産品が販売されており、丹後ならではのお土産の購入や、地元住民の方々との触れ合いもお楽しみいただけます。

<丹後くろまつ号ご乗車の方限定!丹鉄フリーきっぷを特別価格で発売>

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 丹後くろまつ号の利用特典として、丹鉄フリーきっぷが700円という特別価格で購入いただけます。このフリーきっぷ1枚で、丹後くろまつ号ご乗車の前・後にも列車の旅をお得にご利用いただけるようになります。是非お得なきっぷで有意義な旅をお楽しみください。

<「ほろ酔いコース」のスペシャル企画として日本海縦断観光ルート・プロジェクト商品
「日本海SAKE-1グランプリ」が登場!7月下旬より予約開始!>
 WILLERグループで取り組んでいる“日本海沿線の魅力を発信し、人の移動を創出する”を元にした日本海縦断観光ルート・プロジェクトの一環として、丹鉄からもスペシャル企画商品として「日本海SAKE - 1グランプリ」が実施されます。
 「日本海SAKE-1グランプリ」では日本海沿線の日本酒とおつまみを集め、列車に乗りながら飲み比べをし、お客様に投票していただきグランプリを決定する企画です。この企画は7月下旬より予約を開始いたします。


■商品概要

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「丹後くろまつ号」
ここでしか体験できない食と空間。丹後の魅力を味わい感じるダイニング列車。木材をふんだんに使い、窓には京すだれ、壁には松のデザインをあしらった車内は和モダンな雰囲気。地元の特産品も展示しています。

・『スイーツコース』 5,200円
福知山駅10:03発⇒天橋立駅11:53着
・『ランチコース』 10,800円
天橋立駅12:48発⇒西舞鶴駅14:50着
・『ほろ酔いコース』 4,200円
西舞鶴駅15:30発⇒天橋立駅17:40着

申込受付:7月下旬開始予定(乗車日の3か月前より)
≪スイーツコース・ランチコース・ほろ酔いコース共通≫
定員:1コースあたり30名
定期運行:金曜・土曜・日曜・祝日
2018年7月5日(木)10時より順次申し込み受付開始(ご乗車日の3ヶ月前)
貸切運行:月曜・木曜
2018年7月2日(月)10時(10月〜12月運行分の受付)
乗車特典:地元特産物のお土産付き

・日本海縦断観光ルート・プロジェクト商品
『ほろ酔いコース・スペシャル 日本海SAKE - 1グランプリ』
西舞鶴駅15時〜16時出発⇒天橋立駅17時〜18時着
協力自治体:新潟市、佐渡市、加賀市、敦賀市、舞鶴市、豊岡市
運行日程:10月〜12月の各月の1週末に1運行、合計3運行
※料金未定

■ 「日本海縦断観光ルート・プロジェクト」とは

 「日本海縦断観光ルート・プロジェクト」は、2017年9月に「新潟市」「敦賀市」「舞鶴市」「豊岡市」の4つの市とWILLERが共同で日本海側の観光が狭域エリアにとどまっている現状を解決することを目的とし、発足しました。新たに「佐渡市」「加賀市」「長浜市」も加わり、2018年4月26日(木)に、自治体7市、企業及び団体59社、オブザーバー3者が参加し日本海縦断観光ルート・プロジェクト推進協議会(以下、協議会)の設立総会を開催、WILLER代表取締役村瀬が副会長となることが決定しました。
 本協議会は、縦断的に移動する旅行者を創出するための「人材育成」「観光交通」「情報発信」をテーマとした3つのプラットフォームを構築し、日本海沿線の観光課題を解決していく活動を行っています。
 日本海を縦断する新たな観光ルートをつくることで観光による交流人口を増やし、日本海沿線の経済発展を目指していきます。

■WILLER TRAINS株式会社 会社概要

【所在地】京都府宮津市字鶴賀2065-4
【代表者】代表取締役 寒竹聖一
【設立】2014年7月
【事業内容】第二種鉄道事業
posted by JN01 at 13:31| 観光情報